変態小説家

舞台を映画化したような作品。ホラー兼コメディに分類されるのだろうか。

見ごたえは主人公(サイモン・ペッグ)の一人芝居だと思う。

後に残るものは何もないと思うし、多分明日には内容の98%忘れてると思うが刹那的な面白さがあった。

 

映画 ミスター・ベースボール

ニューヨーク・ヤンキースを追われる形でNPB中日ドラゴンズに入団したジャック・エリオットは、大リーガーとしてのプライドが高く尊大で日本の野球 に馴染めずにいた。最初の内は好成績を残すも徐々に弱点を突かれ成績が下降していく…。

高倉健星野仙一さんの様な役柄で出演しているという事前情報のみは知っていた。全く期待して観たわけではないが、随処随所のコメディ要素が結構笑えて案外楽しめた。

しかし、ラストのドラゴンズが優勝を決めたシーンは最初意味が分からず困惑した。9回裏2アウト満塁の場面で、ジャックが高倉健扮する内山監督の連続試合ホームラン記録を更新することよりもチームの勝利を優先し、バントを敢行。結果、サヨナラ内野安打(正直守備妨害に見えたが)となりチームは勝利する。この打席が始まる前に、ドラゴンズのオーナーと思しき人が「ここはバントだろう」とセリフを発した時に固まった。聞き間違えかと思い巻き戻した。ナゴヤ球場のスコアボードには9回2アウト満塁1点差のビハインドで確かにドラゴンズが負けている。確認したうえで再度思った。「えっ!?バント!?」と。せめて1アウト1・2塁にしとけよと何人が思ったのだろうか。この映画ではNPBの外国人選手差別に関しても描かれており、内山監督の記録を外人が抜くのも好ましくないという描写が確かにあった。が、いくらなんでもバントて。結局のところその場面が最も印象に残ってしまったのが残念。