今田たま 家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録

平和な日常を過ごしていた父親と3姉弟家族
パチンコ店の雇われ店長をしている父親が、決まった時間帯に帰宅をしない。
心配に思った著者は、パチンコ店まで迎えに行くが、父親が刺されたと警察に聞かされる。
姉弟と病院へ向かったが、医師から「父が左胸を刺されて亡くなった」と説明される。
そこからの著者の苦悩が描かれる。

著者が精神的に困難を伴う描写は読んでいてクルものがあった。
それでも、周囲の人たちに支えられ少しずつ前へと進んでいく。
当時著者が書いていた日記の一部も収録されている。裁判中の日記が一番心にしみた。