ラミ流 アレックス・ラミレス

2009年出版なのでほぼ10年前に発売された現横浜DeNAベイスターズラミレス監督の本。
24歳でヤクルトに来たラミレスは(イメージより若かった)当時家と車2台の支払いをしたかったようで、
お金のために1年限りで米球界に復帰する予定だったとのことだった。
異国の地での初の春季キャンプで日本人選手の練習量に驚いたラミレスだったが、メジャーとは違うのだから受け入れるべきと気持ちを切り替える。
受け入れる=アジャストするというメンタルの切り替えが非常に巧みな人と感じた。
特にフィジカルよりもメンタルの大切さを説いている。何よりも大切なのは準備であると。
曰く「マインド・ゲーム」に打ち勝てばより良いパフォーマンスを発揮できると強調されていた。
そして何よりもファンを大切にしている人柄がよく分かる。
マチュア時代にピッチャーをやっていて、本人も外野手でプロ入りするとは思っていなかったと書いてあって少々驚いた。
20奪三振を達成したこともあるとか。日本での現役時代を見ていたら想像しにくいが、アスリートやはり凄い。 

ラミ流―How to succeed and be positive

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