映画 ミスター・ベースボール

ニューヨーク・ヤンキースを追われる形でNPB中日ドラゴンズに入団したジャック・エリオットは、大リーガーとしてのプライドが高く尊大で日本の野球 に馴染めずにいた。最初の内は好成績を残すも徐々に弱点を突かれ成績が下降していく…。

高倉健星野仙一さんの様な役柄で出演しているという事前情報のみは知っていた。全く期待して観たわけではないが、随処随所のコメディ要素が結構笑えて案外楽しめた。

しかし、ラストのドラゴンズが優勝を決めたシーンは最初意味が分からず困惑した。9回裏2アウト満塁の場面で、ジャックが高倉健扮する内山監督の連続試合ホームラン記録を更新することよりもチームの勝利を優先し、バントを敢行。結果、サヨナラ内野安打(正直守備妨害に見えたが)となりチームは勝利する。この打席が始まる前に、ドラゴンズのオーナーと思しき人が「ここはバントだろう」とセリフを発した時に固まった。聞き間違えかと思い巻き戻した。ナゴヤ球場のスコアボードには9回2アウト満塁1点差のビハインドで確かにドラゴンズが負けている。確認したうえで再度思った。「えっ!?バント!?」と。せめて1アウト1・2塁にしとけよと何人が思ったのだろうか。この映画ではNPBの外国人選手差別に関しても描かれており、内山監督の記録を外人が抜くのも好ましくないという描写が確かにあった。が、いくらなんでもバントて。結局のところその場面が最も印象に残ってしまったのが残念。

 

 

アーティスト症候群

2011年発売。

著者の大野さんもかつては「アーティスト」だったそうだ。タイトルに芸能人と入っているが、芸能人のアート活動についてかなりのページ数を割いている。いかんせん、その芸能人のアートに関して著者の主張は分かったが、ただの感想文が書き連ねてあるのみで取材はしてないで書いてるだろうという印象を受けた。誹謗に近いものがあるのでは…とすら思えて読むことが辛くなった。現代アートの流れをつかむには良いかもしれない。しかし、それが目的なら他の本を人には薦めるだろう。良い点を挙げるとすれば、こんな見方もあるのかでも生きづらそうだなと思いたい時に読むのが最良なのかもしれない。

 

平安女子の楽しい!生活 岩波ジュニア新書

Kindle Unlimitedが3か月0円で加入出来たため、岩波ジュニア文庫でも読んでみるか!ということで読了。
平安時代に対してほとんど知識がない状態で読んだが分かりやすいことこの上なかった。
歴史ものの本を読むと、用語の意味を調べながらではないと先になかなか進まない人間なので、源氏物語蜻蛉日記の一節が非常にくだけた表現で現代語訳されている点も良かった。
当時の服飾や屋敷に関して具体的に説明されていたが、挿絵もまた併せて理解しやすい。
いつの時代も男女の悩みはアプローチの方法が異なるだけで一緒なのですかね…。老若男女楽しめる1冊。