ザ・エージェント

トム・クルーズ主演、1996年公開。アマゾンプライムにて鑑賞。

公開当時はエージェントという存在は日本ではあまり知られてなかったのではないか。

ハートフル・ラブロマンス&コメディ+ファミリーと言った感じで、登場人物の感情の急激し、えーそれがきっかけ?という理由で場面が急展開する場面があって正直あまり楽しめなかった。ちょっと残念。

 

 

 

風俗大好きお姉さん やよいちゃん

 大晦日に読んだ。高校時代に精神を病んでしまい風俗に勤めた女性の話。

彼女自身の人生のドラマや周囲の人々の軋轢や支え、風俗の実態が垣間見られた。エロ話を期待して読んだわけではないので非常に良かった。

ツイッターに著者のアカウントがあるが、直リプはなんか照れるのでこちらで良い読書体験だったと御礼申し上げます。

風俗大好きお姉さん

風俗大好きお姉さん

 

 

「カルト」はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち 岩波ジュニア新書

自身もオウムに襲われたことがある江川紹子さん著。

普通の、善良な人々が何故オウムという新興宗教団体に加わり犯罪を積み重ねて行ったか、その背景が書かれている。

「私たちは、サリンを作ったりとか、サリンをばらまいたりとか、人の首を絞めて殺したりとか、そういうことのために出家したんじゃないんです」。地下鉄サリンの実行者である中川智正が麻原公判でかつての教祖に言った言葉が引用されていたが、この言葉に集約されていたようにすら感じた。カルトに入ってしまう人は、人から言われた言葉を真面目に受け止めて考えてしまうとのこと。第5章「引き寄せられる前に」で書かれていた、マインドコントロールに関してや、日本書紀にすでにカルトらしき団体が存在していた点など興味深かった。また、ダライ・ラマ法王が言うカルト見分け方「Study」と「Learn」の違いの説明はなるほど~と呻ってしまった。

岩波ジュニア新書だが全世代向けだと思う。