「カルト」はすぐ隣に オウムに引き寄せられた若者たち 岩波ジュニア新書

自身もオウムに襲われたことがある江川紹子さん著。

普通の、善良な人々が何故オウムという新興宗教団体に加わり犯罪を積み重ねて行ったか、その背景が書かれている。

「私たちは、サリンを作ったりとか、サリンをばらまいたりとか、人の首を絞めて殺したりとか、そういうことのために出家したんじゃないんです」。地下鉄サリンの実行者である中川智正が麻原公判でかつての教祖に言った言葉が引用されていたが、この言葉に集約されていたようにすら感じた。カルトに入ってしまう人は、人から言われた言葉を真面目に受け止めて考えてしまうとのこと。第5章「引き寄せられる前に」で書かれていた、マインドコントロールに関してや、日本書紀にすでにカルトらしき団体が存在していた点など興味深かった。また、ダライ・ラマ法王が言うカルト見分け方「Study」と「Learn」の違いの説明はなるほど~と呻ってしまった。

岩波ジュニア新書だが全世代向けだと思う。 

 

危険物取扱者乙種4類

今月、危険物乙種4類の試験に合格した。何か資格欲しいな~と思って資格サイトを見て試験日が丁度よい乙4を選んだ。既に免状発行のための手続きも終わり、届くのを待つのみ。
勉強法はユーキャンの速習レッスンを3周した。ネットに多数あるユニバースや、ぜんせきWEBの過去問をやったが不安が残ったので、試験に同じ問題が出ると定評のあった公論出版の問題集を購入。こちらも3周した。公論出版にも詳しいテキストが載っているので、こちらだけでも十分だったかもしれない。ただ、ユーキャンの方が書いていることは分かりやすかったので順番としては良かった。

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結果、過去問に挑んでも合格点より下になることは一度もなかった。
当日の試験問題が想像していたよりもやたらと簡単だったこともあり、試験開始後35分で退席。
法令80%物理化学90%性質消火100%で無事合格できた。次回は消防設備士でも目指そうかな。でも資格の維持費がかかると知って尻込みしているところです。 

乙種4類危険物取扱者試験 2020年版

乙種4類危険物取扱者試験 2020年版

  • 作者:公論出版
  • 発売日: 2020/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

民衆の敵(映画)

 1931年公開。アマプラで鑑賞。

ギャング映画でいわゆるドンパチのシーンも結構ある。後のギャング映画に影響を与えたとのレビューがあったが、90年前だと震えるような演出だったんじゃなかろうかと想像しながら観ていた。

主役のトムとトムの兄(名前は忘れた)と何も知らない母親との関係性が良かった。

古い映画は90分くらいが一番だらけることなく見られる気がする。 

民衆の敵(字幕版)

民衆の敵(字幕版)

  • メディア: Prime Video